万博記念公園に“トトロ”の世界 「ジブリパーク」愛知に開業へ

愛知県は１日、２００５年日本国際博覧会（愛知万博）の会場となった県営の愛・地球博記念公園（愛知県長久手市）内に、アニメ映画「となりのトトロ」の世界を展開するテーマパーク「ジブリパーク」（仮称）を作ることで同映画を制作したスタジオジブリ（東京都小金井市）と基本合意したと発表した。２０２０年代初頭の開設を目指す。

広さ２００万平方メートルの園内の一部に建設する。県は今後担当部署を新設し、ジブリと詳細を詰める。民間企業の事業参画も募る。

大村秀章知事は「ジブリ作品は環境、地球への愛という愛知万博の理念に通じる。『トトロのふるさと村』のような施設にし理念を次世代に継承したい」と述べた。となりのトトロに登場する「サツキとメイの家」は愛知万博のパビリオンとなり、現存し今も人気がある。（名古屋）