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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/6/22 05:00)
JR東日本は2011年に起きた豪雨災害の影響で運休が続く福島県の只見線・会津川口駅―只見駅(27・6キロメートル)について、県が鉄道施設を保有し、JRが運行する「上下分離方式」による復旧を決めた。県と基本合意書を交わした。11年7月に被災して以降、同区間は不通となっていたが、復旧の方針が決まり、工事に前進する。
不通区間の復旧工事はJR東が実施し、費用については県が3分の2、JR東が3分の1を負担する。復旧後に同区間の鉄道施設は、県に無償譲渡する。
復旧後は被災前の1日3往復を基本に運行し、JRは県に使用料を払う。
経営が厳しいローカル線の維持は、全国的な課題。豪雪地帯を走る只見線は利用者が少ないものの、生活に不可欠な役割を担っていたためバスなどによる代替でなく、鉄道の復旧が強く求められていた。
(2017/6/22 05:00)