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[ 科学技術・大学 ]
(2017/6/22 05:00)
【名古屋】名古屋大学医学系研究科の山本敏充准教授らは、吸血後2日以内なら蚊の血液から人間のDNAの判定が可能であることを発見した。DNAのうち個人識別に用いる短鎖反復配列(STR)型を判定できる。犯罪現場で蚊に刺された犯人を特定できる可能性があり、犯罪捜査の技術向上につながると期待される。
実験では感染歴のない蚊を用いて7人から吸血させた。72時間までの経過を観察した結果、蚊の腹部に貯蔵された人間の血液が徐々になくなり、72時間後の腹部はほぼ卵巣で占められていた。
DNAの特定領域を抽出した増副産物の濃度も48時間後まで徐々に低下し、48時間後の次に観察した72時間後では検出できなかった。吸血後は半日単位で経過時間の推定もできることが分かった。
成果は米科学誌プロスワン電子版に掲載された。
(2017/6/22 05:00)
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