川重、印に新２輪工場 「Ninja 1000」など大型車生産

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  新たに生産を始める「Ｎｉｎｊａ １０００」

川崎重工業は、インドに２輪車工場を新設した。投資額は数億ルピー（数億円）で、年間生産能力は現在比３・２倍の約１万６０００台。９月に生産ラインを稼働させて、従来機種のほか、新たに排気量１０００ｃｃ以上の大型車種の生産も始める。新工場の稼働に伴い、旧工場は閉鎖する。

新工場は、川重が全額出資する現地子会社のインディアカワサキモータース（ＩＫＭ）が運営する。旧工場が位置する同国西部のマハラシュトラ州内に建設した。約１万３００平方メートルの敷地に、平屋建ての工場（面積９３５０平方メートル）などを建設した。生産能力を増強させ、旧工場の生産機能を移管する。

現在生産している排気量２５０―６５０ｃｃの機種に加え、排気量１０４３ｃｃの大型車種「Ｎｉｎｊａ　１０００」も生産する。「同１０００」は従来日本から輸出していたが、現地生産に切り替える。現地生産はインドで３カ国目。

販売価格を引き下げ、年間販売台数で現在比３倍の１００台を目指す。