[ 地域経済 ]
(2017/8/4 05:00)
【福岡】福岡県は7月の九州北部豪雨の被災地や周辺での宿泊や観光を組み込んだ旅行商品の割引きを支援する「ふくおか応援割」を始める。通常営業にもかかわらず宿泊キャンセルが発生するなどの影響を受けている現地の観光関連業界を支援するため。販売は8月中旬から2018年1月末の予定。2万3000人の誘客を目指す。
県は旅行会社に補助する。割引きは宿泊付きが1人当たり3000円、日帰りが同2000円。福岡県の朝倉市、東峰村、添田町、うきは市での宿泊や観光を含んだ商品を対象とする。今回の被災地域には原鶴温泉や筑後川温泉のほか、柿などの観光農園がある。豪雨災害では宿泊だけで約1万1500人のキャンセルがあり、小川洋知事は「一刻も早く風評被害を払拭(ふっしょく)する必要がある」としている。
(2017/8/4 05:00)