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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/8/14 05:00)
JFE鋼板(東京都品川区、小倉康嗣社長、03・3493・1200)は、尺が短い複数の鋼板を縦方向に接合する構造の立平葺(たてひらぶ)きの金属屋根「ジョイント立平」を開発した。
上端の棟から下端の軒までを、継ぎ目のない1枚の鋼板で覆う長尺立平葺きの屋根には向かなかった住宅密集地や狭い敷地でも使える。初採用として大東建託の物件向けに出荷を始めた。
5%以上の緩い勾配の屋根に対応でき、高さ制限がある建物などで採用実績がある長尺立平葺き屋根「立平333」の特色を生かしながら、複数の鋼板を縦方向につなげて1枚のように仕上げる構造を採り入れた。接合部は鋼板同士がかみ合う構造になっており、防水性が高い。
鋼板1枚だと長さが2メートル程度と小さくて軽いため、クレーンがなくても持ち上げられる。予備の鋼板を在庫として保管しておき、欠品などの際に使うといったことも可能になる。
(2017/8/14 05:00)