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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/9/1 05:00)
【名古屋】伊藤組(愛知県日進市、伊藤一広社長、052・801・5388)は冷却機能付きヘルメット「リフメット=写真」を完成した。ファンで頭上から吸気したエアを頭と首に送って冷やし、工事現場などでの熱中症の予防につなげる。生産や販売を行う事業パートナーを募集して全国に広める。
同ヘルメットは吸気用と排気用のファンとリチウムイオン電池を内蔵。エアを送ることで汗などが気化する際に熱を奪うことで涼しく感じる。名古屋市工業研究所の試験でヘルメット内温度が35・5度Cと体温以下になり、冷却効果があることが分かった。吸音材を用いてファンの音を小さくしている。
重量は880グラムで、シェードやライトをつけた場合より少し重い程度。夏以外は排気用ファンのみ動かせば内部の蒸れ防止になる。
同社は建設業。現場の職人の意見も聞いて開発した。社外の力を借りて普及を図る。
(2017/9/1 05:00)