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[ 科学技術・大学 ]
(2017/9/6 05:00)
東京大学協創プラットフォーム開発(東大IPC、東京都文京区、大泉克彦社長、03・3830・0200)は、緑内障検査装置のクリュートメディカルシステムズ(同新宿区)に約1億円を出資した。クリュートは東大関連ベンチャー(VB)で、同社が実施する4回目の第三者割当増資に応じた。東大IPCがVBに直接出資するのは初めて。
東大IPCは東大全額出資のベンチャーキャピタル(VC)。これまでは提携するVCを経由してVBに資金提供する仕組みだった。
今回は東京大学エッジキャピタル(UTEC、同文京区)などと共同で約2億3000万円を出資。クリュートの資本金は約4億9000万円になった。
クリュートは暗室が不要で検査時間が8分と既存製品の半分以下の視野計「アイモ」を開発、2015年末に発売した。調達資金は海外市場調査や、人間ドックで潜在的な患者を見つけ出す次世代機の18年後半の実用化に充てる計画だ。
(2017/9/6 05:00)