[ ICT ]
(2017/9/8 12:00)
投資額5400億円超、誘致合戦が過熱
【ニューヨーク時事】米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは7日、北米に第2本社を設立する計画を発表した。既存のシアトル本社と同等の規模とし、最大5万人の従業員が働く予定。先に米自然食品スーパー大手を買収するなど急速に事業規模を拡大しており、人材確保などの面で新たな拠点が必要と判断したとみられる。
「HQ2」と名付けられたプロジェクトは、建設・運営費用として50億ドル(約5400億円)超を見込む。人口100万人以上の都市部を中心に候補地を募っており、雇用や投資の拡大を求めて州や自治体による誘致合戦が過熱しそうだ。
シアトル本社では約75万平方メートルの敷地に33のビルが建ち、4万人余りの従業員が働く。地元には2010年の開設から昨年までに、380億ドルの追加投資がもたらされたという。ベゾス最高経営責任者(CEO)は声明で「第2本社は何十億ドルもの投資と何万件もの高給の仕事をもたらすだろう。第二の故郷探しにわくわくしている」と述べた。
(2017/9/8 12:00)