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【電子版】中国ホライズン、インテル・キャピタルから1億ドル調達 自動運転向けAIチップの開発加速

(2017/10/22 10:00)

人工知能(AI)ソフトウエアや半導体チップを開発する中国のスタートアップ、ホラインズン・ロボティクス(地平線机器人、北京市)が、米インテルのベンチャーキャピタル部門であるインテル・キャピタルなどから1億ドル(約110億円)の資金を調達することになったと、ブルームバーグが伝えた。自動駐車する自動運転車のプロトタイプの開発資金に割り当てられるとしている。

創業者兼CEOの余凯(ユー・カイ)氏によれば、今回のシリーズAプラスの資金調達は12月までに完了し、エンジニアの採用や研究開発に使われる。自動運転車向けのプロトタイプは早ければ年内にも完成するという。

同社は2015年の設立で、16年にはロシアの起業家・投資家のユーリ・ミルナー氏も同社に出資している。人工知能に関連する半導体から、ハードウエア、ソフトウエア、クラウドコンピューティングなどを手がけ、自動運転車だけでなく、スマートホーム用機器や玩具などへの技術応用を狙う。16年11月にはインテルと高度運転支援システム(ADAS)で協力関係を結び、今年1月に米ラスベガスで開催されたCES2017にも製品を出展した。

また、余CEO自身は中国で著名なAI研究者。ホライズンを創業する前、検索大手のバイドゥ(百度)時代にディープラーニング研究所を創設し、そのトップを務めていた。

(2017/10/22 10:00)

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