浜松ホトニクス・晝馬輝夫会長、取締役退く「世代交代」自ら申し出

• 

  晝馬輝夫会長

【浜松】浜松ホトニクスは創業メンバーの一人で、同社を光技術の世界の先端企業に育て上げた晝馬（ひるま）輝夫会長（９１）が取締役を退き、名誉会長に就任する人事を内定した。１２月２２日開催予定の株主総会後の取締役会で正式決定する。晝馬会長は創業以来、６４年にわたって取締役を務めた。

長男の晝馬明社長は「そろそろ世代交代を」と輝夫会長自ら退任を申し出たことを明かした。今回の人事で輝夫会長と二人三脚で同社の成長を支えた大塚治司副社長も退任する。一方、新任取締役は明社長より若い世代が中心で、世代交代が鮮明になる。

明社長は「車の自動運転に応用できるレーザー技術など、新体制で新しい事業に挑戦していく」と決意を述べた。