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[ エレクトロニクス ]
(2017/10/30 05:00)
キヤノンは2018年12月期に、フラット・パネル・ディスプレー(FPD)露光装置の生産能力を17年12月期比で最大50%引き上げる。18年12月期は月産10台程度になるとみられる。スマートフォンへの有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレー採用などにより、主に韓国や中国で中小型ディスプレー向けの設備投資が活発になっている。市場の好調は19年頃まで続く見通しで、増産で攻勢をかける。
キヤノンは主に宇都宮事業所(宇都宮市)で光学系を、阿見事業所(茨城県阿見町)で一部の機械加工やユニットの組み立てを手がけている。
17年12月期に生産能力を16年12月期比約2倍に引き上げたが、工場はフル稼働が続いている。このため新たに検査装置や機械加工設備を導入し、生産能力を上げる。
キヤノンは17年のFPD露光装置販売台数を16年比約2・3倍の86台と予想する。17年は50%超のシェアを獲得する...
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(2017/10/30 05:00)
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