[ 金融・商況 ]

FRB、来月利上げ視野 資産価格急落に警戒感

(2017/11/24 05:00)

  • 次期FRB議長と目されるパウエル理事(左)

【ワシントン=時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、政策金利の据え置きを決めた10月31日、11月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。多くの参加者は、景気拡大が続くことを見込み、「近いうちの利上げが正当化される公算が大きい」と指摘。12月の次回政策会合での引き上げを視野に入れていることが示された。

議事要旨によると、最高値圏で推移する株価などを念頭に、数人が「金融不均衡が増大している可能性」に言及。資産価格が急落すれば経済に悪影響が及ぶ恐れがあるとして警戒を訴えた。

参加者は、FRBが目標とするインフレ率2%を下回る物価に関し、引き続き多くの時間を割いて討論。依然として強気と弱気に意見が二分していることが示された。ただ、中期的に目標近くに到達するとの見方ではおおむね一致した。

FOMC後の声明は、景気判断で「ハリケーン関連の影響にもかかわらず力強く拡大」と評価し、9月の「緩やかに拡大」から上方修正した。FRBは「年内あと1回」の利上げを想定しており、市場では12月の引き上げを見込んでいる。

(2017/11/24 05:00)

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