- トップ
- 中小・ベンチャーニュース
- 記事詳細
[ 中小・ベンチャー ]
(2017/12/1 05:00)
電巧社(東京都港区、中嶋乃武也〈のぶや〉社長、03・3453・2221)は、電気自動車(EV)向けに移動できる充電器の試作機を開発した。軽四輪車などに乗せ、電気切れのEVの救援や災害時の充電を円滑にする。今後1年から1年半で充電器をコンパクト化し、大きさと重量をそれぞれ3割削減する計画。商品化については検討中で、自動車検査整備機器会社などとの共同開発も視野に入れる。
電池は1万5000回以上のサイクル寿命を持つ東芝製のリチウムイオン電池を採用。充電電圧はAC200ボルト、充電可能な電力は最大2・5キロワット時で、約40分でEVに充電できる。
試作機の現在の大きさは幅550ミリ×奥行き650ミリ×高さ660ミリメートルで、重量は約80キログラム。鈴木義治営業本部副本部長は「自動車の助手席やトランクに乗せられるサイズにし、価格は100万円程度を想定している」という。
(2017/12/1 05:00)