[ 機械 ]
(2018/1/23 05:00)
東日製作所(東京都大田区、辻修社長、03・3762・2451)は、有線でトルクデータを伝送する単能型トルクレンチ「CSPLDシリーズ」の受注を始めた。電波環境の悪い作業エリアや無線機器が使用禁止のエリアでも、ボルトやナットの締め付け状況を伝送できる。全8機種で、価格は18万1500円(消費税抜き)から。自動車をはじめ輸送機器分野でのシェア拡大を目指す。
同トルクレンチはボルトやナットが、あらかじめ設定した締め付ける力の数値(トルク値)に達すると音で知らせる。作業者は耳で締め付け完了を確認できる。トルク値は有線で管理端末に伝送される。
同社は無線式でデータ伝送するトルクレンチを展開しているが、無線で使えない場所に対応するため、有線タイプを投入した。伝送用コードはカールコードを採用しており、断線を防止している。データ伝送の確実性を担保する。
さらに伝送後に管理端末側で、トルク値が必要な範囲内に入っているかどうかを判断し、作業者に知らせる。
トルクレンチの手元にLED(発光ダイオード)ランプを搭載しており、範囲内であれば緑に、範囲外であればオレンジに光る。
(2018/1/23 05:00)