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[ エレクトロニクス ]
(2018/3/8 05:00)
NECは第5世代通信(5G)向け超多素子アンテナでのデジタル制御により、同時4ユーザー多重伝送を世界で初めて実現した。28ギガヘルツ(ギガは10億)帯に対応した超多素子AAS(アクティブ・アンテナ・システム)1台から端末4台に対して、同時のビームフォーミングを伝送する実験を行った。
ビームフォーミングを実現する超多素子AASにはフルデジタル制御方式を採用。これにより同時に複数方向にビームを形成し、隣接したユーザーと干渉することなく、高速・大容量通信を高効率に実現した。
5Gを生かしたサービスの多様化や高度化の実現には、帯域幅を広く確保できる28ギガヘルツ帯や、伝搬損失の大きな周波数でも長距離通信が可能なビームフォーミングの活用が有効となる。
(2018/3/8 05:00)