[ 政治・経済 ]
(2018/3/10 13:00)
トランプ大統領は9日、鉄鋼・アルミニウム輸入関税の対象国からオーストラリアを除外することにつながる安全保障の合意締結に向けて取り組んでいることを明らかにした。
トランプ氏はツイッターで、ターンブル豪首相と協議したと述べた上で、同首相は「極めて公正で互恵的な軍事・貿易関係にコミットしている。われわれの同盟国で偉大な国であるオーストラリアに鉄鋼・アルミ関税を課さずに済むよう、安全保障の合意に迅速に取り組んでいる」と述べた。
トランプ氏は8日、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課すことを命じる文書に署名したが、カナダとメキシコについては北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が行われている間は適用を除外し、他の国についても適用除外の可能性を残した。
ターンブル首相は、豪州時間10日早朝のトランプ氏との会談の結果、オーストラリアが関税の適用から除外されることになったと確認。「オーストラリアの鉄鋼・アルミに関税を課さないと大統領が確認したことに非常に満足している。大統領との協議は非常によく、生産的だった」とサウスオーストラリア州アデレードからABCニュースに語った。
ムニューシン米財務長官は9日、関税の適用除外については2週間後の発効前に交渉を行いたいと記者団に語っていた。(ブルームバーグ)
(2018/3/10 13:00)