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[ 科学技術・大学 ]
(2018/4/2 12:00)
【北京時事】中国の有人宇宙プロジェクト弁公室は2日、中国初の宇宙実験室「天宮1号」が同日午前8時15分(日本時間同9時15分)ごろ、南太平洋中部上空で大気圏へ再突入したと発表した。機体の大部分は突入時に燃え尽きたとみている。
弁公室は再突入の直前、落下地点をブラジル沖の南大西洋と予想したが、大幅にずれた。弁公室はこれまで、再突入後は解体されて大部分が摩擦で燃え、一部が地表に到達したとしても「航空機や地上に与える危険性は極めて小さい」と説明している。
天宮1号は中国が2022年前後の完成を目指す有人宇宙ステーションの「ひな型」として、11年に打ち上げられた。全長10.4メートルの円筒形で、打ち上げ時の燃料を含む重量は8.5トン。宇宙船とのドッキング実験などを繰り返し、16年に稼働を終えた後、徐々に高度を下げていた。
(2018/4/2 12:00)