養殖魚の体長を自動測定、非接触でストレス回避 日水・ＮＥＣ

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日本水産は２４日、ＮＥＣと養殖事業向けの養殖魚の体長測定自動化ソリューションを共同開発したと発表した。生け簀（す）内の養殖魚を水中撮影した映像を送信すると、大きさや体重を算出してリポートするクラウドサービス。非接触のため魚体を傷めずに、サンプリングのストレスを回避できる。

日本水産のグループ企業でブリ養殖を手がける黒瀬水産（宮崎県串間市）も開発に参加。ＮＥＣの人工知能（ＡＩ）、ＩｏＴ（モノのインターネット）技術を活用してソリューションを完成した。

撮影した魚群の映像からＡＩにより対象魚を検出し、測定点を自動抽出して体長や体高を測定する。これを基に魚体重換算モデル式で体重も算出する。

ＮＥＣは２０１８年度下期にブリ、マグロを対象に「魚長等測定自動化サービス」（仮称）として提供を始める予定。日本水産はグループ以外の養殖事業者向けに同ソリューションを利用した配合飼料の活用を提案していく。