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[ エレクトロニクス ]
(2018/4/30 05:00)
パナソニックは認知症の高齢者などに多い、眠る時間が昼夜逆転する生活リズムの解消に向け、照明と人感センサーを使ったサービスを開発する。子会社が運営する介護施設を使い、6月に実証を始める。太陽光のように時間帯によって照明の明るさなどを変え、本来持っている生活リズムに戻す。睡眠状態はエアコンにセンサーを取り付けて把握する。家族や介護職員の負担軽減につながる技術として、有効性を確認した上で全国の介護施設に提案する。
パナソニックの子会社、パナソニックエイジフリー(大阪府門真市)が6月に開く兵庫県芦屋市の介護施設を使う。施設の集会室などに午前は明るく、夕方にかけて照度を下げ、色も赤みを帯びるよう制御できる照明を導入する。
人はこうした環境に置かれると「サーカディアンリズム」と呼ばれる朝目覚めて昼に活動し、夜は眠るといった自然の周期を取り戻しやすい。
介護が必要な高齢者の睡眠時間が乱れると、同居...
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(2018/4/30 05:00)
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