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[ エレクトロニクス ]
(2018/5/23 05:00)
【ミラノ=ロイターES・時事】日立製作所のドーマー執行役専務は21日、米ヘッジファンドのエリオットからイタリアの鉄道信号システム大手のアンサルドSTSの株式を買い取る用意があると述べた。
日立で鉄道ビジネスユニットの最高経営責任者(CEO)を務めるドーマー氏がイタリア紙コリエレ・デラ・セラで語った。日立は50・77%のアンサルド株式を保有しており、完全子会社化を目指している。
ドーマー執行役は伊紙で、「エリオットの保有する(31%超の)アンサルド株を買い付ける用意があるが、適正な価格であることが条件だ」と指摘。「我々の目標は完全子会社化することで変わりない」と述べた。
日立はアンサルド株式の過半数を取得して以降、エリオットと対立してきた。エリオットは日立による株式の買い付け価格やアンサルドの経営戦略、企業統治体制に不満を訴えてきた。
(2018/5/23 05:00)