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[ 商社・流通・サービス ]
(2018/5/29 11:30)
ブラジルのトラック運転手による8日間に及ぶストライキは、世界の商品市場に影響を与え始めている。大豆取引業者が出荷を延期しているほか、同国の巨大な砂糖産業は加工工場の閉鎖を進めている。
多くの封鎖が解除されたほか、政府がトラック運転手の職務復帰を目的とした法令に署名したものの、抗議行動は28日も続き、ブラジルの企業や公立学校の多くは引き続き休業・休校となっている。
中国の食品会社、中糧国際(COFCOインターナショナル)は、ブラジル最大の港であるサントス港からの大豆出荷を一時的に停止した。COFCOの広報担当者は、出荷停止についてコメントを控えた。
コーヒー生豆輸出協会(CeCafe)のネルソン・カルバリャエス会長は記者団に、コーヒー出荷もブラジルの大半の港湾ターミナルで出荷が停まっていると述べた。食肉生産で世界最大手のブラジルのJBSは、 国内での牛や豚、鶏の食肉加工を全面的に停止したと、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。顧客への製品の引き渡しや、飼料の配送の受け取りができないことを理由に挙げた。(ブルームバーグ)
(2018/5/29 11:30)