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(2018/6/8 05:00)
国立環境研究所と日刊工業新聞社は7日、平成30年度「環境賞」(環境省後援)の贈賞式を都内で開いた。環境大臣賞に輝いたヤマダインフラテクノス(愛知県東海市)の「鉛・PCB廃棄物を削減する循環式ブラスト塗膜除去」をはじめ、計5件に表彰状と記念盾を贈った。
渡辺知保国環研理事長は「環境問題の解決と持続可能な社会づくりに貢献してほしい」とエールを送った。受賞者を代表し、ヤマダインフラテクノスの山田翔平取締役は「“ゴミを減らせば世界が変わる”を合言葉に実績を積み上げた成果が最高の形で報われた」と喜びを語った。同社は鋼製橋梁の塗装の塗り替え時に有害物質を含む産業廃棄物や粉じんの発生を大幅削減できる設備を開発した。
来賓の伊藤忠彦環境副大臣は「いずれも時代の要請に応えており、受賞にふさわしい」と祝辞を述べた。大塚柳太郎審査委員長(自然環境研究センター理事長)も「時代を先取りした技術が多く、ジャンルも多岐にわたった」と講評した。
同賞は環境保全や環境の質の向上への貢献が認められる技術開発・調査研究などが対象。今回が45回目。
(2018/6/8 05:00)