[ ICT ]
(2019/5/2 12:00)
【シリコンバレー=時事】携帯電話向け半導体大手の米クアルコムが1日発表した2019年1-3月期決算は、売上高が前年同期比4.6%減の49億8200万ドル、純利益が約2倍の6億6300万ドルとなった。
18年10-12月期に続き、中国・華為技術(ファーウェイ)との特許紛争に関する暫定合意に基づき、同社からライセンス使用料の一部として1億5000万ドルの支払いを受けた。実質1株利益は0.78ドルとなり、市場予想平均(リフィニティブ調べ)の0.71ドルを上回った。
4-6月期の売上高は、92億-102億ドルを見込む。特許紛争に関連して、4月に発表したアップルとの和解に基づき金銭の支払いを受けるため、45億-47億ドルの増収効果が出るという。この特殊要因を除くと47億-55億ドルと予想。アップルやその下請け業者は4-6月期にライセンス使用料の支払いを再開するという。
(2019/5/2 12:00)