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[ 化学・金属・繊維 ]
(2019/5/22 09:30)
【メルボルン=ロイター時事】豪英系資源大手BHPは22日、今後の電気自動車(EV)電池の需要に対応するため、同社の中核事業である銅や石油に加え、硫酸ニッケル事業を拡大する意向を明らかにした。BHPのビーベン最高財務責任者(CFO)は戦略ブリーフィングで、探査か買収の形でニッケル事業の成長を図る可能性があると述べた。
同CFOは「銅と石油における選択肢はあるが、もっと必要だ。われわれのポートフォリオで硫酸ニッケル資源をさらに増やすことに関心がある。これらの分野でも探査の選択肢を引き続き加えるべきだ」と強調。「M&A(合併・買収)の必要はないが、大規模な資源基盤を取得する方法として、無視できない」とも語った。
BHPは今月、かつて売却を目指していた西オーストラリア州のニッケル・ウエスト事業について、保有し続けると発表した。
(2019/5/22 09:30)