[ トピックス ]
(2019/6/6 05:00)
日刊工業新聞社が8日発売するプレス技術7月号は「難加工材に対処する曲げ加工技術」を特集する。プレス加工の基本的な加工法の一つである曲げ加工に焦点を当て、加工の基本原理から応用展開、難加工材への適用などを取り上げる。曲げ加工の問題点とポイントを示しながら、難加工材を中心に加工事例や周辺機械、要素技術も解説する。
総論では曲げ加工の原理を再び俯瞰(ふかん)して精度を左右する要因を原理・原則から確認。基礎解説に高張力鋼板(ハイテン)、ステンレス、アルミニウムについて素材の特性を抑えながら曲げのノウハウを紹介する。また、解説ではサーボプレスの活用やプレスブレーキによる高度なV曲げ加工、パイプ曲げのポイントなどを取り上げる。曲げ加工は非常にシンプルな加工法であるが、実際には被加工材の複雑な塑性変化を伴い、高品位な寸法精度を出すために多くの工夫が求められる。
ハイテンやステンレスで生じやすいスプリングバックや割れなど素材や加工条件によってさまざまな課題が挙げられている。
(2019/6/6 05:00)