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(2024/5/6 05:00)
先輩の助言で心軽く
(総合1から続く)大分大学では電気電子工学を専攻し、課外活動ではサークルでバレーボールをやっていました。製品に専攻分野が近く、知識を生かせそうな業界に絞って就職活動に取り組みました。製品はもちろんのこと、福利厚生や社員教育制度が充実していることを聞いて志望し、新電元工業に入社しました。
業務では電子制御ユニット(ECU)製品や仕組みなど入社してから学ぶことが多かったです。分からないことは先輩方からやさしく教育していただいています。仕事では基本的な高校物理の知識が役に立っています。入社3―4年目に開発評価などを担当した製品が初めて量産化できた時は達成感を感じました。一方で業務内容が大学での専攻分野と異なることから、これからどうやって勉強するのか悩んだり、「早く一人前にならなきゃいけない」と肩に力が入ったり、気負ってしまったりすることもありました。
その時期に入社3年目社員を対象にした研修があり、先輩社員に話を聞けたのが転機になりました。5―10年先をライフプランで想像して、1―2年に区切って具体的にやることを考えていけばいいのでは、という先輩のアドバイスを受けて心が軽くなりました。
業務を進めていく上でうれしいのは、取引企業との打ち合わせがうまくいった時や量産化できた時です。海外での業務に興味があり、将来的には開発設計の知識を生かし、海外のお客さまとの橋渡しをしたいと思っています。
プライベートは学生時代に打ち込んだバレーボールのプロリーグ「Vリーグ」観戦やジムでのトレーニングのほか、ゲーム「あつまれ どうぶつの森」で息抜きをしています。ジムは多い時には週3回行きます。(文=八家宏太、写真=森住貴弘)
◇新電元工業 電装事業本部電装事業部第三設計部コンバータ設計課 北里綾音(きたざと・あやね)さん
(2024/5/6 05:00)