企画・解説
大分県、温泉熱・小水力など普及へ発電装置導入を助成
掲載日 2012年01月26日 10時02分
【大分】大分県は2012年度から、地場企業や市町村による小水力や温泉熱など再生可能エネルギーを利用した発電装置導入を支援する。県内には山間地の農業用水路や、国内有数の温泉地・別府市の温泉熱といった同エネルギー資源が豊富にある。これら好条件を生かして導入費を助成し、普及に取り組むことで関連産業の振興を図る。
再生可能エネルギーを利用した発電装置導入支援事業は、太陽光やバイオマス、風力、小水力、温泉熱発電を導入する地場企業や市町村を公募、モデル企業・地区として指定する。14年度までの3年間をかけて発電効率や維持費など導入に向けた課題を抽出し、普及環境を整える。
またモデル地区1カ所を指定。さまざまな同エネルギーを組み合わせ、地区内電力を一定程度まかなう仕組み作りも進める。導入費用など詳細は今後詰める。
各種発電装置のうち小水力は、今月中にターボブレード(大分市)など地場企業3社が、日田市の農業用水路に出力1キロワットの実験装置を設置して実証試験を始めた。発電した電気は農業施設で利用する。温泉熱についても3月までに別府市で、同2キロワットの実験装置を使って実証試験を始める計画だ。
県は12年度中をめどに、産学官で同エネルギー関連産業を開発から導入促進、人材育成まで一貫して支援する「エネルギー産業企業会(仮称)」の設立を検討するなど、将来の戦略産業に位置づけている。