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東大など、神経伝達の放出抑制物質を特定
東京大学の狩野方伸教授らは、興奮などで脳の神経活動が高まった時に神経細胞で作られ、神経伝達物質の放出を抑える物質の正体を突き止めた。細胞内にある「DGLα」酵素が作る2―アラキドノイルグリセロール(2―AG)というマリフアナに似た分子であることがわかった。脳機能の理解や臨床への応用が期待できる。北海道大学と新潟大学と共同で行った。詳細は11日付の米科学誌ニューロンに掲載される。
マリフアナ類似物質が脳の中で神経細胞の間のシナプスの伝達の強さを調節することはわかっていた。
2―AGを作る酵素の候補としてDGLαとDGLβに注目。それぞれの酵素が欠損した2種類の遺伝子改変マウスを作製し、脳の神経細胞の電気活動を記録した。DGLαがないマウスでは小脳や海馬などでシナプス伝達の抑制が起きなくなり、DGLαがシナプス伝達の働きを抑える2―AGを作ることがわかった。
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