企画・解説
日本の借金>家計の純金融資産、秒読み段階に−日本国債に“黄信号”
掲載日 2011年12月22日
国・地方公共団体の借金が家計の純金融資産を上回った時に、市場はどう反応するか―。政府関係者の間で、にわかにそんな関心が高まっている。日銀が21日発表した資金循環統計は、その日への秒読みが始まったことを印象づける結果となった。
財政再建に向けた政権の取り組み方次第では、日本国債の相場が急落し、欧州の信用不安問題を上回る深刻な金融危機への引き金を引くことにもなりかねない。(最終面に「深層断面」)
【6月比21兆円減】
7―9月期の同統計によると、家計部門の金融資産額から同じく負債額を差し引いた個人金融純資産が9月末時点で1117兆円と、前回6月より21兆円減った。株価低迷などが響いた。国と地方を合わせた債務残高は1093兆円となり、個人金融純資産との差額は24兆円と、6月時点の62兆円を大きく下回った。
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