海外で鍛えた語学と精神力
クラウンジュン・コウノ ブックマン真由菜(ぶっくまん・まゆな)さん
ブックマン真由菜  医療機器メーカー・河野製作所の製品企画や販売を担当する関連会社、クラウンジュン・コウノ。ブックマン真由菜さんは、非常に微細な部分の外科手術「マイクロサージャリー」用手術用具の製品企画に携わっている。初めての医療業界で、入社当初は専門用語も何一つわからなかったが、地道な努力を重ね勉強した。
 「ブックマン」という姓は小学3年生の時、母が現在の父であるアメリカ人男性と再婚したためで、生みの父親は日本人だ。また12歳から20歳まで米国に住んでいた帰国子女。生活の中で言葉や文化の壁を乗り越えてきた精神的な強さが、仕事でも生かされている。
 世界に受け入れられる製品を企画するべく、日々奮闘中だ。



得意の英語を生かしたい!
入社のきっかけは? ブックマン真由菜さん
 以前は人材紹介会社で法人営業をしていました。一人でする仕事が多かったので、製品企画のようなチームでする仕事に憧れを持っていました。
 また、河野製作所はちょうど海外に製品を売り出している最中だったため、得意の英語を仕事に生かせるのではないかと思ったんです。
勉強することがたくさん
ブックマン真由菜さん 仕事でつらかった経験はありますか?
 医療業界がまったくの初めてだった私は、最初は本当になにもわからなくて。医療用語や施術の方法だけでなく、薬事法の知識も必要でした。今も人に聞いたりしながら少しずつ勉強しています。
 アイディアが浮かんでも現場とのギャップが障害になりなかなか商品化まで至らず、よくもどかしい思いをします。
やりがいは製品が世界に受け入れられること!
仕事のどんなところにやりがいを感じますか? ブックマン真由菜さん
 製品をPRするために、フィンランドの学会に出席したことがあります。開発に10年も費やした製品で、ようやくお披露目ということでした。突然決まったことだったので準備はドタバタ。直前までどうなることかと不安でいっぱいでした。
 でも、当日は大盛況で、権威ある先生が製品に注目してくださったんです。「世界に受け入れられた!」という、今までに味わったことのない充実感と安堵感でした。
子どもの頃は引っ込み思案
ブックマン真由菜さん 海外生活はいかがでしたか?
 実は日本にいた小学6年生まではとても引っ込み思案な性格でした。その上アメリカでは言葉や文化も違うため、本当に苦労しました。私はもともとの両親が日本人だったので、英語もあまり得意ではなかったんです。一時期はつらくて中学校に行けなくなってしまったこともあります。
 でも、アメリカでは自分の考えをどんどん表現しなければ、存在価値がないと思われてしまうんです。それに気づいてからは、言葉はつたなくても気持ちを表現するように努力しました。すると、友達ができ、状況が変わっていきました。
 「いちばん大事なことをシンプルに言えば、長々と述べなくても伝わるんだ」ということを学びました。
仲の良い家族が自慢です
プライベートはどのように過ごされていますか? ブックマン真由菜さん
 ヨガが趣味で、毎日10〜30分はするようにしています。体の調子がよくなるだけじゃなく、気持ちもすっきりしてストレス発散になるんです。おすすめですよ。
 休日はよく母と妹と3人で買い物に行きます。年の離れた妹はかわいくて仕方ありません。本当に仲のいい家族なんです。
幅広い視野を身につけたい!
ブックマン真由菜さん 今後の目標は?
 もっと広い視野を持てるようになりたいです。例えば、会社全体がどういう方向性で動いているのかを見極めた上で、期待に応えられるようになりたい。製品にしても、埋もれている市場を切り開いていくような新しいものを企画してみたいんです。
 うちの会社は小さい分、やりたいことはどんどんやらせてもらえる。恐れずにチャレンジしていきたいですね!
北川マネジメント研究所所長

【上司の目・北川俊郎課長


1教えれば10理解
とにかく飲み込みが早く、1教えれば10理解してくれます。この調子で経験を積めば、すぐに管理職になれると思わせるほど実力がありますね。今後は会社全体の状況を見て、数値や目標を管理できるようにスキルアップしていってほしいです。性格は、常に周りの人を気遣っている。僕も見習いたいところです。
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(聞き手・額賀由里子)
職場なでしこ
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