旺盛な鉄鋼需要の再燃に原材料や副資材の国際市場は反発傾向にある。

素材である冷延鋼板がトン当たり約2万円(海外材は2万―3万円)値上げが表明されており、ドラム缶本体や副資材の鋼製部品のコスト増が不可避で、輸送費上昇もあるため。

製品の鋳造過程で副資材として使用するセラミックスなどが介在し、不良の原因になる場合があるという。

専業メーカーは原料や副資材など製造コストの急騰に断続的な製品値上げで対応。... 特に建築鉄骨関連資材の引き合いが急減している。

原料価格や副資材、用役費、物流費が上昇しているため。

合金や副資材価格も高止まりしている。

2021年度に副資材を削減する新技術も投入。

2015年に原材料の鉄スクラップの計量や各種副資材の投入、溶解、鋳型への投入までを自動化。

電炉メーカーは需要鈍化に伴う減産コストの増加に加え、原料や副資材価格の高騰に採算が悪化。

さらに原料の鉄鉱石や鉄スクラップ価格は本年最高水準に達し副資材価格も高位にある。

このほか原料となる鉄の計量から溶解、鋳鉄の成分を調整する副資材の添加、鋳型への注入までを行う完全自動化システムも導入。

一方、国内では原料や副資材価格の騰勢に製品市況が追いつかない状況。

商品だけでなく容器などの副資材も無駄にしない取り組みだ。

アパレル副資材メーカーのコバオリ(京都市北区)は、アパレル向けで培った無線識別(RFID)技術を応用し、製造業の業務改善提案を強化する。

自社の販路は限られることから、消費税抜きの価格は1500円(フレームとシールド板2枚、着用ゴムのセット)で副資材を専門に扱う電子商取引(EC)サイト「ビズネット」と自社...

一方で建築・土木関連は国内の経済活動を背景に一般構造用圧延鋼材(SS材)による資材や金物品が底堅い動き。... 電炉メーカーは強含む原料価格や副資材の安定供給が課題。

鉄鋼市場では経済回復過程における原料や副資材の確保および価格高騰が課題とされる。

一方、原料や副資材の調達や価格推移は国際的な経済動向に左右され展開が読みにくい。

同社では経済回復過程における需給状況を考慮し、「原料・副資材価格の高騰など市場環境の変化には即座に対応していく」考え。

顧客の理解で「副資材や運賃などのコスト増を販売価格に反映できた」ことが大きい。