三井化学は2021年12月にバイオマスナフサ3000トンを大阪工場(大阪府高石市)のエチレンプラントへ原料の一部として投入し、化学品の製造を始めた。

石油由来の原料「ナフサ」を熱分解し、基礎原料のエチレンを製造する設備は国内に12基あり、生産能力は年616万トン。

コロナ前水準に近づく 石油化学工業協会(石化協)がまとめた2021年の国内エチレン生産量は、前年比6・6%増の633万2600トンとなった。... 21年12...

「エチレンなどの誘導品の価格が低迷しているため、ナフサの稼働を抑えている」と石油化学コンサルティングのクリークス(横浜市中区)の小川博之代表はみる。この影響でプロピレンやブタジエンのマ...

丸紅はENEOSと共同で環境負荷の低い燃料を使用するエチレン輸送船を導入する。... 従来よりENEOSがエチレンを製造し、丸紅が販売や輸送を手がけてきた。 丸紅...

特に基礎化学品を製造するエチレンクラッカーで併産されるメタンは、新規用途の開拓が求められている。

近隣工場との連携やエチレンプラントの叡智(えいち)を結集するような同業の連携もあり得る。

11月国内出荷7.7%増、9万3111トン 物流費などが上昇する中、塩化ビニール樹脂の原料のエチレンが高騰している。

またガスバリアー性樹脂のエチレン―ビニールアルコール共重合体(EVOH)樹脂に、バイオマス由来ポリエチレン微粒子を25%以上分散させることに成功した。

排出量の多いエチレンクラッカーを自社単独で持たないとはいえ、化学大手の中でかなり高い目標だ。

石油化学工業協会(石化協)が23日発表した11月の国内エチレン生産量は、前年同月比1・3%増の54万5400トンだった。

基礎化学品であるエチレンの国内プラント平均稼働率は、10月までに17カ月連続で90%を上回る高水準が続いている。石油化学工業協会(石化協)によると、10月の国内エチレ...

ナフサからエチレンなどを生産するプラントを持つ化学メーカーは国内に5社。... 基礎化学品を生産するエチレンプラントにコンビナート各社が出資するような形はあり得るのではないか」とする。 ...

カーボンクレジットを活用して二酸化炭素(CO2)排出量を相殺したエチレンを販売。... 丸紅とCPCは今後、米国産エチレンだけでなくアジア産エチレンのカーボンニュートラル化にも取り組む...

鉛を含まない「無鉛圧電セラミック」、メタンから直接エチレンを低コストで製造する「メタン酸化カップリング触媒」、酸化物固体電解質を用いた非焼結型の「固体電池」など、環境に配慮した製品を展示する。 ...

(18年3月期に268億円の当期赤字に転落した要因となり)懸念材料だった米国のエチレンプラントも、引き渡しが終わった」 ―アンモニア製造時に出る二酸化炭素(C...

ただ、米国のエチレンプラント建設は拡大路線の最中に受注した案件で、新しい戦略の上で実施することができなくなっていた。 こうした東洋エンジの財務状況と、米エチレン案件の採算大...

対象製品は三井化学のエチレンとプロピレン、ベンゼン、フェノール、アセトンなどのほか、プライムポリマーのポリプロピレン。

追い打ちをかけるように、信越化学工業子会社から受注した米国のエチレンプラント建設プロジェクトで工事費用が膨らみ、18年3月期に268億円の当期赤字に転落。

さらに、72年の日中国交回復を追い風に中国でエチレンプラントの建設を受注。