ナイロン樹脂や繊維の原料となる主力製品のカプロラクタム(CPL)が1トン当たり3000ドル以上と高値圏で推移し、原料価格との値差であるスプレッドが想定以上に拡大した。

中国政府は1月、欧米から輸入されたCPLにダンピング行為があったとして一次判定で4・3―25・3%の保証金を課していたが、CPL価格高で競争力低下を懸念する中国のナイロン樹脂メーカーを考慮し、...

原料となるベンゼンの米国契約価格とCPLの価格差(スプレッド)も同116ドル増の同2290ドルと3カ月連続で増えた。同社以外のCPL大手の9月決着価格は同3450ドルで、宇部興産との価...

2011年中に年産30万トン以上の増強を進める中国のナイロンメーカーが、CPLの確保を積極化。CPLの品薄感が続いている。 ... 9月の契約価格は同3500ドル程度で決着する見込み...

中国で2011年中に年産30万トン以上のナイロン製造設備増強が計画されるなど、アジアでナイロン製造設備が増設される一方、CPL生産能力が限られているため、トレーダーが強気のCPL価格を打ち出しているの...

宇部興産が1日発表した2011年4―6月期連結決算は、ナイロン樹脂などの原料となるカプロラクタム(CPL)の販売価格上昇を受けて営業利益が前年同期比99・8%増の87億円だった...

中国で11年中に年産30万トン以上のナイロン製造設備増強が計画されるなど、アジアでナイロン樹脂の製造設備が増設される一方、CPL生産能力が限られているため、トレーダーが強気のCPL価格を打ち出している...

同じくCPLを原料とするタイヤコードメーカーも減産していたが、CPLの価格下落を受けて稼働率が回復しているという。 CPLスポット価格も5月末の同3150ドルを底に3280ドル前後に...

中国のCPLスポット市況が先月末に反転し始めたが、ナイロンチップメーカーに稼働率上昇の動きはなく7月の価格が反転するかは不透明だ。 国内のCPL主要メーカーである宇部興産は同3250ドルで顧客...

ナイロン樹脂や繊維などの原料となるカプロラクタム(CPL)のアジア向け契約価格が調整局面に入っている。... 一方、12年には中国や台湾のCPLメーカーが増産を予定している。... 需...

原料はカプロラクタム(CPL)という石油化学製品。... 未利用のCPLは別系統のタンクに貯蔵。... まず同課では本当にCPLを移す必要があるかどうかを検討。

CPLのアジア地域の需給バランスは引き締まったままだ。... 根本的な解決策としてはCPLの能力増強のみ。... CPLのアジア市況は11日の大震災以降も騰勢を強めている。

住友化学がナイロン樹脂などの原料であるカプロラクタム(CPL)の生産を24日から一部停止した。CPLの主要原料の一つが過酸化水素のためだ。... 同工場にある過酸化水素を使わないCPL...

好調なアジア経済に支えられて、CPLの需給バランスは引き締まっているため。... CPLのアジア契約価格が同3000ドルを超えるのは2カ月連続。... 11日に起きた東日本大震災の影響がCPLの生産に...

今回の一次判定は欧米産のCPLに4・3―25・3%の保証金を課すという内容。... 一次判定で保証金が課された欧米メーカーはその分割高にCPLを販売することになる。足元のCPLのアジア市況は1...

CPLのアジア向け契約価格は今後とも高騰し続けそうだ。 ... この影響で、ロシアやベラルーシ、メキシコ、インドからのCPLの価格も高騰している。 ... 今後とも...

CPLの契約価格が同3000ドル以上となるのは初めて。... CPLのアジア最大の消費地は中国。... ナイロン樹脂や繊維メーカーがCPLの原料価格の高騰によるコスト増を吸収できなければ、CPLの需要...

それに伴いナイロン樹脂やその原料となるカプロラクタム(CPL)の需要も拡大を続けています。 「タイではCPLと合成ゴムの生産設備を2014年中の稼働を目指して新設しよ...

11年もCPLの大規模な増産計画はなく、アジアのCPL市況は高値で推移する見通しだ。 ... 11年もCPLのアジア地域の需給構造は10年と変わらないため、CPLの騰勢は継続する見込...

宇部興産はタイにナイロン樹脂の原料となるカプロラクタム(CPL)と、タイヤ原料に使う合成ゴムの製造設備を新設する。生産能力はCPLが年13万―15万トン、合成ゴムは同5万―7万2000...