揺れが起きた時にエネルギーを吸収する金属製可動部に取り付ける樹脂製のパッキンのゴムは、自社で独自の水素添加ニトリルゴムを開発し、採用。

「従来のニトリルゴムに比べ、Oリングの塑性変形量を4分の1近くにできる」(自動車軸受技術センター)という。

14年に『シールアップスクリュー』の名称で投入した製品はネジ座面に環状溝を設け、平タイプのニトリルゴム(NBR)製パッキンを装着したことで防水性能を高めた。

供給責任を考慮しつつも、価格競争に引きずり込まれる製品を徐々に縮小し、16年度を目安に汎用ゴムとアクリルゴムやニトリルゴムなど特殊ゴムの販売量を半々にしたい」 ―一方、リチウムイオン...

シリコーンやニトリルゴム、フッ素ゴムなど常時50種以上の材料を扱い、パッキンやOリングなど工業用部品、液晶画面などの保護フィルム、キーボードの防塵(じん)フィルムなどで家庭やオフィスな...

工作機械向けではボールネジと接触する部分を摺動性の高いPTFE層、シール性が求められる部分にニトリルゴムを採用したハイブリッドシール材を開発した。

またニトリルゴムやアクリルゴムといった他のゴム材料にも応用できる。

まずニトリルゴム系シール材の対応製品を投入。... 従来品の鉱物系作動油に対し、生分解性作動油である脂肪酸エステル系化合物は極性が高いためシール材に使われるニトリルゴムと混ざりやすい。... 生分解性...

日本ゼオンはシェールガスプラントに使う水素化ニトリルゴム「ゼットポール」の需要拡大に応えるため、4月に米テキサス工場の生産能力を25%増強した。

シリコーンをはじめ、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴムなど広く扱い、耐熱性や耐寒性、柔軟性、透明度などそれぞれの特性を生かした製品へと仕上げる。

秋に工場が完成する水素化ニトリルゴムの新ゼットポールも評価が高い。

主な製品の値上げ幅はブタジエンゴムで1キログラム当たり100円、ニトリルゴムで同60円、水素化ニトリルゴムで同71円。

主要製品の値上げ幅は、スチレンブタジエンゴムで1キログラム当たり62円、ブタジエンゴムで同80円、ニトリルゴムで53円。

値上げ幅は、スチレンブタジエンゴム(SBR)で1キログラム当たり25円、ブタジエンゴム(BR)で同35円、ニトリルゴム(NBR)で同18円。

店舗向けはスチレンブタジエンゴム、工具棚などの利用を見込む工場用には耐油性のニトリルゴムをそれぞれ使用した。

自動車のタイミングベルトなどに用いる水素化ニトリルゴム(HNBR)は2012年度までに米国拠点の生産能力を年2000トンから2―3割高める。

オイルシールの材質を通常仕様のニトリルゴムからフッ素ゴムに変更し、耐久性を高めた。

本体の材料は真鍮(しんちゅう)とステンレスの2種類で、シール材質はニトリルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴムの3種類。

対象はブタジエンゴムやニトリルゴムなど14種。

「実際に中国へのニトリルゴムやアクリルゴムなど特殊ゴムの輸出は増えている」(今井執行役員)。例えば従来ニトリルゴムで作っていた部品をアクリルゴムに替えたい時、製品化の技術支援を行うこと...