同時にローエンド機「NJ1」も発売し、従来機とあわせた4モデルで、最先端システムから汎用機まで幅広く対応できる体制を整えた。

自動車や航空機向けといったプレミアム(高付加価値)市場と海外中心のミドル・ローエンド(中・低価格帯)市場を刈り取る。

これまで高機能機種は国内工場、ローエンド市場向け製品は中国工場で生産してきた。

一方、ミドル・ローエンド(中・低価格帯)は海外拠点を拡充し、地産地消で対応している。

地域のニーズに合わせて機能を絞り込みコストを削減し、従来は手薄だったローエンド層を主なターゲットに設定。

タイを中心に設備投資を実施し、「ローエンドからハイエンドまで幅広い市場で受注を獲得する」方針だ。 中国、台湾勢の台頭で価格競争は激化しているが「ローエンドは大きなボリュームを見込める...

社長の村田恒夫も「ローエンド向けの体制は同業より先行している」と自信をみせる。

岡山工場はスマートフォン向けで好調なフロントエンドモジュールなどに経営資源を振り向ける考え。 ... 汎用品を中心にミドル・ローエンド端末への搭載点数も増えているという。

複写機や複合機の市場規模は年10万台規模と小さく、ローエンド機の販売が中心。

海外は新興国の経済成長によりハイエンドからローエンドまで需要が拡大傾向だ。

ボールネジ、リニアガイドともハイエンド品からミドルエンド品がメーンで、ローエンド品はほとんど生産・販売していない。 産業機械に使われる軸受についてもローエンド品の生産で他社と協業して...

特にこれからはハイエンド端末よりも価格が低く、機能が簡素化された“ミドルレンジ”“ローエンド”と言われる端末が普及し、急速に汎用品化が進む。

同社はハイエンド機のカラー複合機に強く、アジア戦略機の投入でローエンド機をそろえる。

ただ、テレビや携帯電話などのデジタル製品で新興メーカーがローエンド(低価格帯)でシェアを広げるうちにコモディティー化が進み、日本勢が苦戦を強いられるようになったことも化学メーカーの戦略...

しかし現地の顧客が求める品質の向上と台湾企業のレベルアップにより、ハイエンド市場とローエンド市場の境界が薄れ、競争が激しくなっている。

現在ミヤノ機はフィリピンや中国の工場でローエンド機種を中心に生産しているが、「シンコム機に比べて海外生産は進んでいない」(同)。

スマートフォン(多機能携帯電話)の普及によりローエンドのデジタルカメラの市況低迷は続くが、レンズ交換式などは伸びている。

中国市場でのシェアはローエンドを含めた全体で3.5%程度、ローエンドを除く有効マーケットで5―6%を握る。

これまで狙ってこなかったローエンド市場を獲得することで軸受事業を底上げする」 ―2月に日本政策投資銀行(政投銀)と共同で企業買収するスキームを作られました。

中国の現地メーカーに対抗できる価格設定で、これまで逃してきたローエンド市場を開拓する。... これまでもコスト削減に取り組んできたが、ローエンド品で中国メーカーと対抗するには価格に大きな開きがあったこ...