受賞業績は、免疫抑制分子『PD―1分子』を同定し、がん治療の新たな薬づくりに道を開いたこと。

本庶氏の受賞は「プログラム細胞死1(PD―1)およびその経路の解明により、がん免疫法の発展に貢献」が対象になった。PD―1は活性化した免疫細胞に発現して免疫機能を抑える働きをする。&#...

本庶氏は、研究室の大学院生が1992年にT細胞の表面で偶然発見した分子「PD-1」の研究を進め、T細胞のブレーキ役になっていることを突き止めた。がん細胞の表面にある「PD-L1」がT細...

この時期の恒例行事となっているノーベル賞受賞者の発表が1週間後に迫った。... (安川結野、冨井哲雄、小寺貴之) 生理学医学賞 抗がん剤開発に貢献 &...

切除不能な局所進行(ステージ3)非小細胞肺がんに対する治療薬で、国内初の抗PD―L1ヒトモノクローナル抗体。PD―L1とPD―1との結合を阻害することなどで、抗腫瘍免疫応答を増強し、腫...

これらの治療薬はファーマブシンの抗VEGFR2モノクローナル抗体「TTAC−0001」と、MSDの抗PD−1(プログラム細胞死受容体1)抗体薬「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ...

製薬会社の米アヴェオ・オンコロジーと、英EUSA Pharmaは、進行性腎細胞がんを治療するための第1/2相TiNivo試験について、第1相部分の結果を第16回国際腎がんシンポジウム...

(安川結野、冨井哲雄、小寺貴之) 【生理学医学賞/「スタチン」を発見】 生理学医学賞では、体内の異物に抵抗する免疫ブレ...

対象は小野薬の抗PD―1抗体を持つがん免疫治療薬「オプジーボ(一般名ニボルマブ)」とエーザイの抗がん剤「レンビマ(同レンバチニブメシル酸塩)」。... 現在は安全性など...

オプジーボはヒトの免疫でリンパ球の働きを弱める「PD―1」の動きを阻害し、高まった免疫力でがん細胞を攻撃する仕組みを持つ。

インタビュー/京都大学特別教授・本庶佑氏 免疫治療、まだ黎明期―有効性もっと高めたい 小野薬品工業の「オプジーボ」開発のきっかけは、免疫のブレーキとなるた...

同社と米国ブリストル・マイヤーズスクイブ、本庶佑京都大学客員教授が共有する抗PD―1抗体の特許侵害訴訟で米メルクと和解し、メルクが支払う頭金を計上したのが要因。

小野薬は本庶佑京大客員教授と共有する抗PD―1抗体の用途特許、BMSと共有する物質特許を、メルクのキイトルーダが侵害しているとして、日、米、欧などで訴訟を提起していた。

オプジーボのようにがん細胞に発現する免疫のブレーキ役分子(PD―1)を阻害する抗体(抗PD―1抗体)と、活性酸素を生み出す低分子薬剤を併用し、抗腫瘍効果を大幅に高めた。...

同名誉教授の数ある業績の中でとくに高く評価されているのは、免疫T細胞の表面にあるPD−1という分子を発見し、それが特定の分子PD−L1と結びつくことでT細胞の活性が抑制されるのを突き止めたこと。さらに...

(斉藤陽一、藤木信穂、小寺貴之) 【生理学医学賞/たんぱく質2研究に注目】 生理学医学賞は、体内の異物に対抗する免疫の...

本庶氏のテーマは「プログラム細胞死1(PD―1)およびその経路の解明により、がん免疫療法の発展に貢献」。... 各分野ごとに同社の学術文献・引用データベースから、被引用数が上位0・1&...

本庶名誉教授の受賞テーマは「PD―1分子の同定とPD―1阻害がん免疫療法原理の確立」。免疫細胞のT細胞が活性化される際に作られ免疫のブレーキとなる「PD―1」という分子を発見。... 授賞式は12月1...

オプジーボは抗PD―1抗体と呼ばれる薬。... 2週間に一度ずつ1年間投与すると単純計算で年間約3500万円かかる。... 収載当初の薬価は1錠(1日分)6万1799・30円だったため...

サルを用いた従来の評価手法に比べ、費用が10分の1程度で済むとしている。... CD20以外では、免疫機能の抑制にかかわるたんぱく質のPD―1やPD―L1を持つマウスの開発も16年度に始める。... ...