日々の調達を重ね、その結果から中長期的な調達戦略に結実させる。どのサプライヤーが優れているか、どのサプライヤーは改善が必要か。そしてどの領域に新規サプライヤーを参入させるか。

■強固な目的意識で臨む■ これまで63回にわたり、モノづくり革新について、ものづくり.comの登録専門家が執筆してきた。それぞれの分野で一流の専門家からの事例や提言をどう感じ...

企業の研究開発部門は、「金ばかり使って、良い技術が全然出てこない」と非難されることが多い。企業にとっての良い技術とは、大きな顧客価値を実現するものと定義できる。なぜなら、大きな顧客価値を提供できれば、...

■業務プロセス見直しを■ 日本の産業界では少なく見てもここ30年間で4回、業務プロセスが変わってきている。業務プロセスとは商流、物流、情報流、金流の四つの業務処理プロセスを言う。つく...

環境マネジメントシステムのISO14001は、2015年9月15日に大幅な改定が実施された。このタイミングを生かして「管理のための管理」を脱し、財務上や運用上の便益を実現するシステムに転換することを提...

■DSMの“そろばん”活用■ あらゆる分野が専門化・細分化する一方、車の電子化や医工連携などの異分野連携の進展で、複雑な開発プロジェクトが増えている。その場合、システムやプロセスの複...

モノづくり企業の資材調達担当者が抱える“調達価格基準が不明”に、一つのヒントを提示したい。 生産資材を外部調達する場合に、調達品の材質・形状・寸法などの図面仕様と数量・納入方法などの...

中小製造業がウェブサイトを立ち上げる際、その目的を「自社の信用力を高めるための会社概要的な役割を担うこと」と考える経営者が少なくない。しかし、当社のクライアントの多くがウェブサイトの活用によって、自社...

顧客へのサービスレベルは維持・向上させながら、在庫置き場(ストックポイント)をできる限り減らし、企業や組織のオペレーションコストの維持・低減活動を推し進めるサプライチェーンマネジメント...

■早く正確にフィードバック■ 一日の作業指示の出し方で、次のどちらの組織の管理レベルの改善がより進むだろうか? ・A社―x製品を〇個 ・B...

3グループに分かれた塾生のうち、あるグループが提案したのは、ビジネスや社会の変化の兆しを読み取る“予報士のススメ”だった。

モノづくりの場では、さまざまなデータが存在する。QC七つ道具の一つである特性要因図は、特性(結果)に対する要因(原因系)を整理する手法だが、対策を決めるにはデータで判断...

■信頼できる結果を確実に■ 春は就職シーズンである。私も30年前、配属された職場の先輩の下で、期待に胸を膨らませながら実験を手伝った。先輩は図1のような計画を立て...

議論していくうちに、図らずも「総論賛成、各論反対」に陥ってしまうことがよくある。私の経験では、意見の対立を避けた結果、「問題」に対する理解が関係者によって異なり、議論がある程度進ん...

コメは10キログラム、20キログラムなどに袋詰めにされ、業務用や一般家庭用に販売されているが、近年、コメ消費量が縮小し、小規模精米業者は大手精米業者とのシェア・価格競争で劣勢に立たされている。香川県の...

長らくの間、「ものづくり」の世界で、オフショア開発(Offshoring)が注目を浴びている。オフショア開発とは、情報システムやソフトウエアの開発業務を、海外の会社に委託または発注する...

モノづくり革新支援のウェブサイトを運営していることで、製造業に関わるさまざま組織と活動の情報が入ってくる。さほど目新しくはないが、モノづくりに関する二つの流れについて言及してみたい。 ...

■数値・グラフ化で効果把握■ モノづくりの生産性は数倍から数十倍の違いがあり、その違いを生むのは人による能力とモチベーションの違いであると言われている。実際、アンケート調査で「生産性...

1989年に初めてバルセロナに出張した。ビジネスのやり方はともかく、街並みや人々の生活スタイルにはすっかり魅了され、それ以来機会があれば出かけている。我が国と比べれば行き届かなく感じることが多いが、バ...

自動化設備の革新は、設備を導入して終わるのではなく、導入してから始まる。自動化設備の革新に大切なことは、設備を停止させないことである。自動化設備の良いところは、何と言っても設備を止めない限り、製品を生...