大手製薬企業はもちろん、創薬ベンチャーも抗がん剤市場には熱い視線を送る。抗がん剤に特化して研究、開発を進める各社のトップに話を聞く。... 将来は経口剤にして、進行性固形がん向けにも売り出したい。

第一三共は米製薬大手ファイザーおよび独製薬大手メルクと、抗がん剤の臨床試験に関する提携契約を結んだ。... 併用対象は、ファイザーとメルクが共同開発してきたがん免疫薬「アベルマブ(一般名...

平手はこれを「がんを中心に、科学を深掘りする一つのきっかけになった」とみる。... それまで武田はがん領域において主に血液がん薬を展開してきたが、肺がんのような固形がんへも本格参入する狙いがあった。

固形がんや血液がんでの薬物治療による体内での免疫反応を細胞レベルで解析し、診断薬や新規治療薬の開発につなげる。... がんの薬物治療は、それぞれのがんの特性や患者の状況に合わせる必要がある。... 免...

例えば抗がん剤「ハーセプチン」はHER2(ハーツー)というたんぱく質が過剰発現している乳がん患者に使われる。... ただ「がんの種類は約250、関わる遺伝子は350ほどある。... 胃...

和歌山県立医科大学の山上裕機教授と尾島敏康講師らは19日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の樹状細胞で、消化器固形がんに対するワクチン効果を確認したと発表した。... 副作用や新規が...

シンバイオ製薬は抗がん剤「トレアキシン(一般名ベンダムスチン)」の経口剤の開発で進行性固形がんを対象に第1相臨床試験を始めた。... 今回の臨床試験では新剤形となる経口剤の推奨投与量や...

がん治療機器開発のジャージー島企業ノボキュアは同社の膠芽腫(こうがしゅ)治療装置「オプチューン」の日本での保険適用が承認されたと発表した。オプチューンは電場を使用して固形がんの細胞分裂...

小野薬品工業は米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と固形がんで国内第1相臨床試験を実施中のEP4受容体の選択的拮抗(きっこう)剤「ONO―4578」の開発および商...

がんに対する高精度の放射線治療に用いる。 ... 治療の対象は頭頸部(けいぶ)がん、食道がん、子宮頸(けい)がん、前立腺がんなど固形がん全般。 ...

武田薬品工業は4日、固形がんに有効なキメラ抗原受容体発現T細胞(CAR―T)療法の研究開発に関する提携契約をノイルイミューン・バイオテック(東京都中央区)と結んだと発表...

富士フイルムは30日、進行性の固形がんを対象とする抗がん剤「FF―10832(開発コード)」の臨床試験を、2018年に米国で始めると発表した。同剤は既存の薬剤を微粒子に内包することで、...

固形がんが対象の「アロベクチン」は、相次ぐ新薬登場で市場環境も激変したため中止する。

デンカは国内の医療機関にがん遺伝子の変異検査と治療法の情報を提供する事業を始めた。... デンカの検査ラボ(東京都町田市)の固形がん種を検体とし、がん遺伝子の変異解析と情報提供を行う。...

武田薬品は主に血液がんの製品を展開してきたが、固形がんへも本格参入し、がん領域全体の底上げにつなげる狙い。... 英調査会社エバリュエートによると、15年に武田薬品のがん領域売上高は20億ドル(...

固形がん分野の開発品や研究者を確保する狙い。これまで主に血液がんの製品を展開してきたが、固形がんへも本格的に参入し、がん領域全体の底上げにつなげる。... 武田薬品は同剤発売を機に、固形がん治療剤市場...

この抗体は、乳がんや大腸がんなど固形がんの細胞表面に発現する抗原(標的分子)「TROP―2」に結合し、がんの増殖活性を阻害するモノクローナル抗体。疾患モデル動物を用いた試験では、顕著な...

第1相臨床試験を実施中の固形がん治療剤「DS―8201(開発コード)」など初期開発品の開発も急ぐ。体制面では、がんの研究開発を統括する「オンコロジーRDユニット」を16年4月に発足。....

富士フイルムは18日、抗がん剤「FF―10502(開発コード)」の第1相臨床試験を米国で始めたと発表した。すい臓がんなどの固形がんを対象とし、テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンタ...

メディシノバが固形がん治療用に開発している医薬品候補物質、デニブリン二塩酸塩(MN―029―2HCL)が、欧州特許庁から承認された。... 固形がんなど細胞増殖性疾患の治療用途や、デニ...