■問題解消の繰り返し重要■ 新製品の開発においては、顧客要求から開発仕様を設定し、課題解決の手段を導き出し、市場での品質を安定させる設計を行う。その過程で、個々の要素を連携...

経営コンサルタントやSIベンダーが提案するソリューションは、大仰に言えば経営課題の解決であり、解決する経営課題(問題)の大きさでソリューションの提供価値が決まる。問題解決では適切な問題...

「未然防止」・「歯止め」カギ 「ヒューマンエラーを防ぐ」ことは、「労働災害を防ぐ」といった「安全」についてだけではなく、「ヒューマンエラーによる不良などの品質問題を防ぐ」という観点か...

■製造受託を「研修」に■ 自社製品を立ち上げたいと考えている下請け企業の経営者は多いが、そのハードルは非常に高い。中小企業の製品設計支援を進めている筆者も、このことを現場で強く感じて...

発注者のエンジニアリングとは、耳慣れない言葉だが、技術革新が著しい分野で優れた特注品を創り出す場合に大変役立つ手法である。これまで見たこともない画期的な特注品を創り出すには、発注者側のニーズとベンダー...

1980年代、世界のIT業界で人工知能(AI)ブームが起きた。日本の通産省(現経済産業省)がAIを実現する次世代コンピューターの開発を目指して、第五世代コンピューター研...

■風土と結果のバラつき減■ 製造現場で、先の見えない激しい競争が続いている。競争に勝ち残るためには、活力にあふれ、知恵を活かし、主体的に行動する社員とチームをつくることが大切である。...

製造業にとってコスト削減は必要不可欠な取り組みである。コストは工場の稼働に関係なく発生する固定費と、生産量にほぼ比例して増加する変動費に大別できる。投資回収の視点から、変動費を回収できるだけの売上高確...

東京理科大学主催のパネルディスカッションが東京国際フォーラムで開かれた折、そのテーマは「ニッチトップで世界をリードする日本のモノ作り企業」だった。パネラーのアルミ鋳物業A社と鉄鋳物K社の社長の提起を一...

「精神・戦略・実戦」体系化 1980年代から90年代の20世紀末には、日本のモノづくり経営が世界で注目された。だが、その後のバブル崩壊で日本経済が低迷した。日本的経営への自虐的批判が...

■シンプル・ビジュアル重視■ 仕事柄、公的補助金の採択を目指して企業と一緒に申請書類を作成する機会が多い。作成の開始時、必ず企業に確認する点がある。それは、「自社の製品をわかりやすく...

中小のモノづくり経営者の方より、よく頂戴するテーマに「現場リーダーの育成」がある。経営者が笛吹けども現場は踊らずの状況に「経営と現場とのつなぎ役になって欲しい」との訴えと受け止めている。しかしながら、...

自動化設備の生産性向上は、やみくもに対策をしてもなかなか効果は上がらないものだ。異品種の部品組み立てに複数台のロボットが稼働している設備を例にして、自動化設備の生産性向上について考えてみよう。 ...

商品が市場にあふれ、ライフサイクルが短くなっている現在、新商品開発をうまく進められるか否かが企業存続のカギとなっている。その成否は、開発された新商品が消費者のニーズに合致しているかどうかにかかっている...

近年、日本企業においてもやっと、オープンイノベーションの機運が高まってきている。だが、上意下達で意思決定・実行がなされる欧米企業と比べ、良くも悪くもボトムアップで仕事が進められる日本企業においては、オ...

モノのインターネット(IoT)やビックデータは、モノづくりの世界も大きく変えるのは間違いない。製造業はこの変化に否応なく対応を迫られるはずだ。実際、インダストリー4.0やインダ...

マーケティングとは何だろう?いろんな答えがあるが、そのプロセスは大体図のようになる。すなわち「マーケティング環境分析(市場調査)」→「標的市場の選定(STPマーケティン...

近年モノづくり界では、ユーザーエクスペリエンス(UX)というキーワードが急浮上している。日立製作所や東芝などの製造業大手がUX専門の組織を立ち上げ、巷(ちまた)では「U...

ISO9001やISO14001などのマネジメントシステム規格は本来、「改善ツール」として活用されるべきものである。これらは、「要求事項を満たし、組織が立てた目標を達成するための仕組み」であり、「PD...

競争力をさらに高めるために強化すべきものとして、図のように「人材の能力・資質を高める育成体系」を挙げる企業の割合が最も多い。では製造業ではどのような能力・資質を高める必要があるのだろうか。”ものづくり...