京都生活協同組合は亀岡市旭町の土地約28ヘクタールにボランティア組合員を派遣し、アカマツ林の再生を目指して広葉樹の整備や歩道づくりなどを行う。

同グループの社員が、京都府南丹市美山町江和区の管理する約0・2ヘクタールの土地で、広葉樹の植栽や竹林整備などを行う。

同町にある伐採跡地に、ヤマザクラやコナラなど900本の広葉樹を植え、管理する。

長く不振だった広葉樹は店舗や公共工事関連の動きから、「底打ちの兆し」(同)が見られた。

これまでに工場や社宅の敷地内、保養所予定地などに広葉樹を中心に90種類約4000本を植林した。

広葉樹材は期待する公共工事関連の受注量がいまだに少なく、「(6月同様に)建具、家具、内装業界向けも不振」(同)が続き、回復の兆しは見えていない。

クヌギやシイなど広葉樹の原木(ほだ木)にシイタケ菌を植え付け、数年間かけて採取する。

ほかにも広葉樹の生態系を伝えるミュージカル「葉っぱのフレディ」への協賛、キャラクターグッズの販売による募金活動、清掃活動を展開し、環境保全への貢献を目指している。

一方、東海材や広葉樹材では公共工事関連の見積もりが出てきており、「先行きに期待を寄せている」(同)。

広葉樹材は「特に建具メーカーの落ち込みが5月の売り上げ減少に響いた」(同)など厳しい声が相次いだ。

事業の特徴の一つは原料となる多収量草本植物、早生広葉樹の栽培から一貫体制で取り組む点。多収量草本植物は多年生で環境適応性が高いイネ科のエリアンサスやユリ科のミスカンサスを、早生広葉樹は3―4年程度で収...

広葉樹材は産地側工場の淘汰(とうた)が進むものの、原木相場の高止まりは継続。

アカマツ林の再生や、野鳥の集まる森にするための広葉樹の伐採、歩道の造成などによって景観の維持・形成や地球温暖化の防止に取り組む。

一方、吉野材は「4月以降の見積もりが少なく、回復の兆しが見えない」、広葉樹材は大手百貨店の内装工事の中止で「決定済みの見積もりが消えた」(同)など、問屋によって差があった。

森の木を一度伐採し、新たにクヌギやコナラなどの落葉広葉樹の苗木を約1000本植えた。

森林総合研究所(茨城県つくば市、029・873・3211)と農林水産省農林水産技術会議事務局は、公開シンポジウム「広葉樹林化への道―天然更新を考える―」を27日に東京都千代田区の砂防会...

広葉樹材は3、4月に予定される百貨店関係の改修工事が相次いで中止になったため、「内装工事業者などに影響が出ている」(同)状態で先行き不安。

これにより、日本製紙が海外から輸入する広葉樹チップは全量認証を受けたものか、植林木からつくられたチップとなる。

ワタキューは井手町が所有する約36ヘクタールの森林でアカマツや広葉樹の整理、人工林の間伐・枝打ち活動を行う。

常緑広葉樹を中心に25種、約7200本を植えた。