半導体の供給不足については14日付のリポートで「需要のピークを過ぎる春節(2月)以降、中国の自動車用半導体不足は改善に向かうとみている」と指摘。

当面は「中国の春節明け、需要の再燃まで弱含む展開が続くだろう」(問屋筋)と見る向きが多い。 鉄スクラップの国際相場は中国など中華系各国の春節(2月12日...

21年は2月の旧正月(春節)訪日客需要も見込めない。

足元では中国春節以降の動静が読み切れず様子見で推移しているものの、中国の旺盛な内需や上級屑(くず)を対象とした輸入再開の動きなど弱含む材料は見つけにくい。

2月度の販売価格は中国の春節要因など市況動向の先行き不透明感が強く発表を見合わせる。

もともと1、2月は旅行需要が低調な閑散期だが、近年は中国の旧正月・春節に伴う大型連休で訪日客が多く、かき入れ時となっていた。

2月半ばには春節(旧正月)に伴う大型連休があるため、当面は横ばいで推移する見通しだが、「環境規制が広がれば、4―6月には2500―2600ドル近辺にまで上昇する」(同)...

(1―2月の)春節時期の需要がコロナ禍で後ずれしたことに加え、政府の景気刺激策が効いている。... 「20年は春節需要の後ずれでかさ上げされた面もあり21年の伸びは小さいと思う。

「需要は(来年の)春節後が焦点」と話すのは、珠海住化複合塑料で董事長総経理を務める矢部徹さん。... ただ「2018年は春節後に景気が減速した」こともあり、市場動向を注視する。 ...

春節(旧正月)後には、ほぼ遅延なく事業を再開できた」。

中国は春節前に生産を増やして在庫を積むことが習慣化し、思惑通り売れなければ春節後に動きが鈍る年もある。矢部董事長は「(来年の)春節後が焦点」としつつ、「車メーカーは21年に強気の生産計...

しかし、中国では来たる2月12日に春節(旧正月)を迎える。20年の武漢では春節を祝う会(日本の忘年会・新年会に相当)が新型コロナの爆発的感染を引き起こす引き金となった。...

中秋節と国慶節が重なり1日から8日間という異例の大型連休となった中国では、観光やレジャー、ショッピングなどを中心に消費が盛り上がり、春節(旧正月)連休並みに消費活況を呈している。

中国も年初はコロナ禍と春節で生産が落ち込んだが、4月からは回復。

建設機械は、後ろ倒しになった春節明け商戦による4―5月の好調さと比べれば鈍ったが、それでも「前年比では6月も大幅増加の状態」(日立建機)。

春節の期間に買い物の機会を逸した中国の人々が、感染拡大の落ち着きとともに、爆買いに走ったのがリベンジ消費の始まりとされる。

中国市場は足元では回復基調に入りつつあるものの「今は需要が戻ってきたのか、春節が長引いた反動なのかは分からず、今後も不透明感は拭えない」(西嶋尚生会長)とした。

1月下旬の春節直後こそ休暇の延長を余儀なくされたが、ソニーや富士フイルムによると稼働再開以降は春節前に近い水準まで回復している。

さらに中国で新型コロナ感染拡大の影響により、1年のうち最も新品が売れる2月以降の春節(旧正月)明けの商戦がなかった。

それでも、最も販売が伸びる春節明け商戦が消えてしまうなど、厳しい市場環境は続く。