総合化学6社の2010年3月期連結業績は景気の先行き不透明感から、10―11月時点の予想を達成できるか微妙な状況にある。財政出動の息切れによる需要減や原料価格の上昇、急激な円高などが見込まれるためだ。...

鉄鋼や化学などの素材メーカーも輸出の伸長などに支えられ、2009年4―9月期決算でも最悪期を脱したことがあらためて明確になった。... 業界ごとに10年3月期を俯瞰(ふかん)する。&#...

「日本からの輸出価格も大幅に下落している」(業界関係者)ことで輸出主導の回復シナリオに黄色信号がともり始めた。

だが、生産減少により、大きな影響はない」(業界関係者)と見ている。

これに素材業界も側面から協力し、地道に課題の解決に取り組んでいる。... こうした例に漏れず、素材と自動車両業界による協業は日々、着々と進んでいる。より環境負荷の低い自動車をエコカーだとすれば、素材業...

さらに順調に回復していた一部の中国向け化成品・樹脂が「先行きが読めなくなってきた」(業界関係者)など懸念材料も多く、安定回復には時間がかかりそうだ。

非鉄大手各社の2009年4―9月期業績は、金属価格が高騰していた前年同期に比べ大幅な減益、赤字が避けられない。ただ、各社の期初の想定に比べて銅など金属価格が上昇し、電子材料の販売数量が回復したため、減...

国内の鉄鋼や非鉄、化学など素材産業でも、ようやく明るさが見えてきた。... 間もなく始まる各社の決算発表を前に、業界ごとの業績動向を分析する。

素材産業のアジア戦略が大きく変わろうとしている。... 素材業界ごとに戦略を探った。 ... 【流出を恐れず】 この発表を受けて、業界内では「技術が流出する」「中国から“うま味”だけを...

素材業界でも新型インフルエンザ対策は「大地震と違って、感染状況が刻々と変わるので対策が取りにくい」(同)やっかいな問題だ。

素材業界では総合化学6社の4―6月期決算が全社当期赤字となったものの、1―3月期に比べて営業損益、当期損益ともに赤字幅が縮小した。... 先行きについては完成品メーカーで底打ち感が強まっているが、素材...

期初見通しとの差については、売上高は「予算組みの時点で大幅に低く見積もった」(業界関係者)ことから大きくはぶれない見通し。

各社は4―9月期の売上高見通しで、紙・板紙の販売数量減少を織り込んだが、「予想以上に内需が落ち込んでいる」(業界関係者)状況にある。

非鉄大手8社の2009年4―6月期は、金属価格が高止まりしていた前年同期に比べ大幅な減益、赤字転落が避けられない。ただ、業績が悪化した09年1―3月期と比べると、金属価格の上昇や一部の電子材料の回復に...

総合化学6社の2009年4―6月期業績は期初予想よりも上振れする公算が大きい。世界同時不況を受けて、矢継ぎ早に景気対策を打ってきた中国の旺盛な需要がけん引する。08年度末に各社の業績を押し下げた過剰在...

鉄鋼や非鉄、化学、繊維などの素材産業でも、主要ユーザーである自動車、電機業界の在庫調整が完了。... 業界ごとの業績を予測する。 ... このため、素材の価格も予想以上に下落しており、主要鋼材...

ハイブリッド車(HV)の増産効果は不況に悩む素材業界にとって、干天の慈雨。

事情はステンレス業界も同じ。

「1―3月期は販売量が40万トンを切っていた。今年度は4―6月期に45万トンまで戻り、10月以降は政府の財政出動による公共事業に期待し、四半期ベースで平均60万トンまで回復する」。東京製鉄の阪部英二常...

合繊大手各社の2010年3月期連結業績見通しは、下期以降の経済情勢が不透明として通期予想の公表を見送った帝人と三菱レイヨンを除く4社が減収を見込む。しかし、利益面では東レとクラレが減益の予想に対し、東...