製紙大手5社の2010年3月期業績見通しは引き続き紙・板紙の販売数量減少を織り込み、全社が減収を予想する。今期内の需要回復は期待できず、国内設備の2割が余剰とも言われる中、各社は生産設備を休・停止し、...

「半導体や自動車向けの本格的な需要回復は2010年からになる」。三菱マテリアルの兼本宏志常務は今期の需要見通しを厳しい表情で語る。非鉄各社の主な出荷先である自動車や電機、半導体からの急激な受注回復が望...

総合化学6社の2010年3月期業績予想は全社が減収を見込むが、利益の見方は大きく分かれている。住友化学、旭化成、東ソー、宇部興産の4社が当期利益を確保する一方、三菱ケミカルホールディングス(H...

世界同時不況は当初の予想を上回る規模と期間に及び、素材大手の2010年3月期もかつてない業績悪化を余儀なくされそうだ。... 各社の業績発表がほぼ終了した今、あらためて素材大手の業績見通しを検証する。...

合繊大手6社は、ユニチカが先月19日に下方修正を発表したことで、化成品や樹脂の売上比率の高いクラレを除く5社が当期赤字に陥る。原燃料の高騰などの影響を受けつつも減益で乗り越えた08年3月期とは一変し、...

製紙業界では現在、紙・板紙合計で生産能力が約2割余剰と言われている。こうした中、先月27日には製紙業界7位の北越製紙が同10位の紀州製紙を完全子会社化することで合意するなど、業界再編の動きも出てきた。...

1―3月の減産率は業界全体で約6割に達した模様。

非鉄業界の中でも自動車や電子材料向けの販売比率が高い三井金属とDOWAホールディングスは、3月以降も工場の統廃合や人員削減などリストラを断行し、特別損失を追加計上して当期損失が拡大した。

金融危機に端を発した世界同時不況により、素材大手各社の09年3月期は、かつてない激震に見舞われた。... 4月末から本格化する業績発表を前に、各業界の大手の業績見通しを再点検する。 ... 業...

蓄電池分野は用途、容量、種類によって関連する企業が広範囲な業界にわたる。... 蓄電池は系統連系用の大型製品や自動車向け製品、また携帯端末用の小型製品など分野が多岐にわたり、製造会社も重工業業界から電...

大幅な減産に陥っている化学や非鉄金属などの素材業界で、底打ちの兆しが見え始めている。... 政府による4兆元(約57兆円)の景気対策の余波が、国内の素材産業にも及んでいるようだ。......

温室効果ガスを排出しないクリーンエネルギーの代表格として、政府の支援なども期待されており、鉄鋼や化学、非鉄、化繊など素材業界も有望視。... 大手化学各社は最も得意の有機合成技術を駆使して、新素材の開...

素材業界で事業の合併・統合問題が再燃している。世界経済の急速な減速は幅広い産業に素材を供給する素材業界を再び再編の波に引きずり込もうとしている。... 100年に一度と言われる世界規模での経済危機の中...

素材業界で再編の機運が高まっている。自動車や家電製品などの市況悪化は対岸の火事ではなく、川上に位置する素材メーカーも減産などの緊急対策を迫られている。... 素材各社には攻めの姿勢が求められている。

装置産業の素材業界にとって、減産は原材料高以上に業績に悪影響を与える。各業界ではいかにして、この大乱世を乗り越えようとしているのか。業界団体トップ4人に(1)08年はどんな年だったか&...

金融危機による景気の悪化が日増しに深刻化する中、素材業界ではこれを逆に企業の合併・買収(M&A)の好機ととらえる動きも出てきた。... 素材産業は他産業に比べ設備や資源権益の取...

米国自動車市場は一段と冷え込み、日本の完成車や部品メーカーに限らず、機械や素材業界などにも影響は広がる。... 《タイヤの業界地図塗り変わる可能性も》 タイヤ業界で影響が最も大きいと予想される...

日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長(新日本製鉄社長)がこう言って危機感を募らせるように、比較的堅調だった素材業界にも減速の足音が忍び寄ってきた。 鉄鋼や化学、非鉄など素材産業は欧米での...

秋本番を迎え、素材産業の将来を担う人材の争奪戦の火ぶたが切って落とされた。2010年3月に卒業する学生の就職活動が本格化する中、素材産業では化学やアルミニウムの業界団体が相次ぎ学生向けにアピール活動を...

素材業界では日経平均株価が一時1万円の大台を割ったことに対し、直接的な業績への影響は少ないと見ている。... また米国の金融不安に端を発する米国消費の落ち込みや為替の円高が今後、海外売上高の多い素材メ...