[ 建設・住宅・生活 ]

ドーユー大地、地震・豪雨の両方の対策となる新工法を開発−高速道路修繕で活用

(2015/11/19 05:00)

西日本高速道路(NEXCO西日本)グループのドーユー大地(広島市西区、前田良刀社長、082・532・5120)は、地震と豪雨の両方の対策となる新工法「SDPR工法」を開発した。排水孔のある長さ6メートル以上の鋼管で盛り土を補強する。現在、九州で試験施工中で設計・施工のマニュアル化を進める。今後、高速道路の大規模修繕で活用するほか、国道や県道・市道などでの採用も目指す。

同工法は豪雨直後の地震で道路の盛り土が崩壊する事例が相次いだことから開発した。鋼管によって豪雨時には土中の水を抜いて強度を保ち、地震時は土が大規模に滑り落ちるのを防ぐ。従来は別々に行っていた水抜きと耐震補強をまとめることで、工事費用を抑えられる。

鋼管にはらせん状の羽根を付け、盛り土に差し込みやすくした。表面を防虫網で覆い、排水孔が土で詰まるのを防ぐ。

水を含みやすい火山灰質土を中心に試験施工を行い、表面処理や継ぎ手の...

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(2015/11/19 05:00)

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  • ドーユー大地 地震と豪雨、まとめて対策!工事費も抑える頼もしい味方

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