[ 自動車・輸送機 ]

ルノー議決権問題、日産の独立性確保

(2015/12/15 05:00)

仏政府の介入阻止で決着

仏政府がルノーへの関与を強めていた問題は、資本提携先の日産自動車が仏政府による経営の介入を阻止することで決着した。日産は不当な介入を受けた場合にルノー株を買い増してそれを遮断できる権利も取得。「伝家の宝刀」(日産幹部)を携えることになり、一連の騒動は日産の経営の独立性を確保する形で落ち着いた。(池田勝敏)

「ここ数カ月話題になり臆測も呼んだが、日産とルノーと仏政府の3者で良い合意ができた」。ルノー取締役会後の12日未明、パリとテレビ中継して会見を開いた西川廣人チーフコンペティティブオフィサー(CCO)はこう切り出した。

騒動の発端は昨年フランスで制定されたフロランジュ法だ。株式を長期保有する株主の議決権を2倍にするというもので、仏政府のルノーに対する議決権が2016年4月に大幅に増える見通し...

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(2015/12/15 05:00)

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  • 仏政府がルノーへの議決権を増やすのに伴い、日産への経営関与が懸念されていたが、日産が独立性を確保することで一応の決着をみた。

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