ＩＰＡのサイバー攻撃対策施設、センター長に日立会長の中西氏

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  中西氏

情報処理推進機構（ＩＰＡ）は８日、４月に発足する「産業サイバーセキュリティセンター」のセンター長に日立製作所の中西宏明取締役会長兼代表執行役が就任すると発表した。２０２０年の東京五輪・パラリンピック開催を控え、サイバー攻撃のリスク増大が指摘される中、高度な専門知識や技能を持ち、セキュリティー対策を経営課題として捉えて推進できる人材を育てる。

７月に教育プログラムを始動するのに先駆け、受講者を２０日から募集する。現在、電力やガス、鉄道、自動車、不動産など３０社以上が教育プログラムへの参加を表明しているという。

模擬プラントを用いた演習や最新のサイバー攻撃情報を調査・分析し、制御技術と情報技術の双方のスキルを磨く。また、システムの安全性・信頼性を客観的に評価し、組織の幹部に対しサイバーセキュリティー戦略の立案や経営リスク・財務リスクを説明できる人材を育てる。