[ 医療・健康・食品 ]

キリン、IoTで販売量把握−ビール注ぎ器にセンサー

(2017/4/6 05:00)

キリン(東京都中野区、磯崎功典社長、03・6837・7001)とキリンビールは5日、NTTデータと協力し飲食店でビールが注がれている量を、センサーでリアルタイムに把握できるシステムを開発したと発表した。IoT(モノのインターネット)の手法を活用する。蓄積したデータを解析して、注ぎ機器(ディスペンサー=写真)を交換する時期の判断やビールの仕入れ注文などに生かす。

キリンは4月から数店舗で実証実験を始め、5月末までデータを蓄積し、活用方法などを検証する。同システムはディスペンサーに流量センサーを取り付け、現時点で売れているビールの量を正確に把握できる。

同社は「エリアや業態の異なる複数店舗で検証を進める」とし、居酒屋など、さまざまな業態で活用の可能性を探る。実用的と判断すれば、飲食店へ普及を進める。

飲食店のビール売り上げは、イベントや曜日、気温などに影響を受ける。花見や花火大会といったイベントがあった日は販売量が伸びるため、多めに仕入れる必要がある。また、ディスペンサーは汚れが付着してビールの味が落ちるため、早めの交換が不可欠。同システムをビール営業のツールとする考えだ。

(2017/4/6 05:00)

関連リンク

建設・エネルギー・生活1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン