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[ 中小・ベンチャー ]

リナシメタリ、1プレスでねじり傘状の歯車成形 金型加熱装置で鍛造

(2017/5/12 05:00)

  • 一般的な鋼材(左)から高精度の歯車を鍛造

【福岡】リナシメタリ(福岡市中央区、中村克昭社長、092・716・7166)は1回のプレスでねじり傘状の歯車を成形する鍛造技術を開発した。金型を加熱し3軸のシリンダーを制御して鍛造する。自動車や航空機など輸送機器部品での活用が期待されるという。

リナシメタリは金型の加熱に自社開発した鍛造機向け金型加熱装置を使う。同装置は金型の温度を一定に保てる。プレスの時間は5秒程度。誤差は0・01ミリ―0・03ミリメートル程度という。材料には一般鋼材を利用することができる。

鍛造で金型を加熱することは従来から行われていた。だがバーナーを使う場合、金型の温度低下で加工する材料が収縮するなどして加工精度の低下につながることがあったという。さらに歯車など複雑形状の場合は切削や研削など複数工程が必要となり、生産性の向上が課題となっていた。

中村社長は「自社の保有技術である結晶粒微細化技術とも組み合わせることで高強度で長寿命な歯車の製造につなげていきたい」としている。

リナシメタリは受託開発業者。金型加熱技術の研究開発に約30年取り組んでいる。16年5月期の売上高は1億3000万円。

(2017/5/12 05:00)

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