[ オピニオン ]
(2017/5/18 05:00)
秋篠宮家の長女眞子さまが、国際基督教大学(ICU)在学時の同級生とご婚約される運びとなった。産業界でご縁が深いのは、経済同友会元代表幹事の北城恪太郎さん。
日本IBMの元社長・元会長で、本職はコンピューターの技術者だ。今は同友会で関わった教育問題をライフワークにしている。文部科学省の中央教育審議会委員などを歴任。中等部からの慶応ボーイながら敬虔(けいけん)なクリスチャンとして、2010年からICUの理事長を務めている。
ICUは秋篠宮家のおふたりの内親王が在籍されたことで注目された。警備をはじめ関係者の苦労は大変なものだろう。理事長の北城さんも、若い女性皇族が普通の学生生活を送れるように、なにかと気を配ったそうだ。
北城さんは教会で同じ日に洗礼を受けた女性と結ばれた。社長退任後、まず夫婦旅行に行くなど愛妻家として知られている。眞子さまのご家庭が円満になることを誰よりも願っていることであろう。
4月末にお会いしたパーティーでは「ようやく会社の仕事を卒業しました」と笑顔をみせていた。財界人は退いても大学の理事長は続ける。決して部下を怒鳴らなかった温厚な北城さんには、人づくりは天職なのだとお見受けする。
(2017/5/18 05:00)